
補聴器を検討しているけれど、たくさんのメーカーがあってどれを選べばいいかわからない。
お店や病院でよく勧められる「世界6大ブランド」って、具体的に何が違ってどこが一番評判が良いのか。
補聴器は決して安い買い物ではないからこそ絶対に失敗したくないですし、自分に最も合うおすすめのメーカーを知りたいはずです。
実は現在、日本国内の専門店や病院で案内される補聴器の約9割は、海外発の世界6大ブランド(メーカー)と呼ばれるグローバル企業が占めています。
これらのトップブランドは、最先端のAI技術や優れたデザイン性、スマートな充電機能などを備え、世界中で圧倒的な支持を集めています。
しかし、どれほど世界シェア率が高く評判が良いメーカーであっても、音作りの哲学や独自の強みはブランドごとに異なります。
そこでこの記事では、聴覚障害の当事者として長年補聴器を利用している筆者が世界6大ブランド(フォナック、オーティコン、シグニア、リサウンド、スターキー、ワイデックス)の特徴や音質、独自の強みを比較解説します。
どのメーカーのシェア率が高くてなぜ評判が良いのか、その理由や失敗しない選び方のポイントまで詳しく整理しました。
これを選べば間違いないというあなただけの相棒を見つけるための参考に、ぜひ最後までお読みください。
補聴器の世界6大ブランドとは?評判が良いとされる理由
補聴器を探しているけれど、どれを選べばいいかわからない。
そんな時、お店や病院で必ずといっていいほど名前が挙がるのが「世界6大ブランド」と呼ばれる海外メーカーの製品たちです。
なぜ日本国内のメーカーではなく、海外メーカーのブランドがこれほどまでに評判が良くおすすめされるのでしょうか。
その理由は、圧倒的な世界シェアとそれを支える桁違いの技術力にあります。
知っておきたい「メーカー名」と「ブランド名」の違い
補聴器を探していると、「メーカー名(会社名)」と「ブランド名(製品名)」がどちらも出てきて混乱してしまうことがあります。
この2つの違いをシンプルに整理すると、以下の通りです。
| メーカー名(製造元) | 補聴器を開発・製造している会社の名前 |
| ブランド名(製品名) | 補聴器の製品パッケージなどで見るロゴや看板の名前 |
例えば「WSオーディオロジー」というグローバルメーカー(会社)を例に挙げると、この1社の中に「シグニア」と「ワイデックス」という世界的に代表的な2大ブランドがそれぞれ独立して存在しています。
補聴器の製品カタログをはじめ、本体やパッケージのデザインで目にするのは主に「ブランド名」のほうです。
この記事では、あなたがお店で迷わないよう実際の製品名であるブランド名を中心に解説していきます。
補聴器市場の約9割を占める世界6大ブランド
補聴器業界における世界6大ブランドは、以下の通りです。
- フォナック(ソノヴァ)
- オーティコン(デマント)
- シグニア(WSオーディオロジー)
- ワイデックス(WSオーディオロジー)
- リサウンド(GNヒアリング)
- スターキー(スターキー)
この6大ブランドが選ばれる基準はとてもシンプルで、世界の補聴器シェアの約90%をこの6社だけで占めているためです。
驚くべきことに私たち日本人が国内で購入して使っている補聴器のシェア率を見ても、世界と同じように約9割がこれら海外メーカーのグローバルブランドとなっています。
図解:補聴器メーカーの世界シェア率比較

では、具体的にどのメーカーがどれくらいのシェアを誇っているのでしょうか。
統計データをもとに、世界トップクラスの勢力図を数字とグラフでわかりやすくまとめました。
| 順位 | メーカー(会社名) | 主要ブランド | 世界シェア率 |
|---|---|---|---|
| 1位 | ソノヴァ | フォナック | 31% |
| 2位 | ウィリアム・デマント | オーティコン | 30% |
| 3位 | WSオーディオロジー | シグニア、ワイデックス | 19% |
| 4位 | GNヒアリング | リサウンド | 15% |
| 5位 | スターキー | スターキー | 4% |
| 6位 | 上記以外のメーカー | 補聴器関連・人工内耳など | 1% |
世界シェアの堂々1位に輝くのは、スイスに拠点を置く「ソノヴァ(フォナック)」です 。
そして、デンマークの「ウィリアム・デマント(オーティコン)」がわずか1%差で猛追する2大巨頭体制となっています。
3位の「WSオーディオロジー」は、もともとは独立していた老舗の有名ブランド「シグニア」と「ワイデックス」が合併したことで一躍大きなシェアをもつことになりました。
なぜ専門店は海外製の補聴器を勧めるのか?
補聴器専門店に足を運ぶと、案内される製品のほとんどが先に紹介した海外製ブランドです。
日本の技術はすごいのになぜ?と疑問に感じる人もいるかもしれません。
理由はとても明確で、世界的に見ても日本の市場を見ても海外製の補聴器が圧倒的なスタンダードだからです。
ちなみに、日本の老舗メーカーとして国内で最も高い知名度とシェアを誇るのが「リオン(リオネット補聴器)」です。
しかし世界という大きな舞台で見ると、他のすべてのメーカーと合計してもわずか1%未満の枠に含まれてしまうのが現状です。
この海外5メーカーは、それだけ膨大な販売台数とユーザーを抱えています。
だからこそ、そこで得られた莫大な利益を新しい機能の開発やさらなる音質の向上のために何十億円、何百億円と投資し続けることができるのです。
近年のトレンドであるAIによる雑音抑制やスマートフォンとの直接連携(Bluetooth)、電池交換がいらない充電式といった画期的なイノベーションは、すべてこの海外5メーカーの圧倒的な資金力と開発力から生まれています。
国境を越えて世界中の人々に愛され、厳しい医療機器の基準をクリアし続けているからこそ、初めて補聴器を手にする人にとっても間違いのない選択肢として高く評価され評判を呼び続けているのです。
以下の記事では、補聴器の種類別における販売台数について紹介していますので併せてお読みください。

世界6大補聴器ブランドの特徴・強み・評判を徹底比較
ここからは、世界シェア9割を誇る世界6大ブランドを1社ずつ詳しく掘り下げていきます。
同じ海外製の補聴器であっても、メーカーによって音作りの哲学や力を入れている最新テクノロジーは全く異なります。
あなたの聴力レベルや普段どんな場所で一番困っているかを想像しながら、それぞれの特徴を比較してみてください。
フォナック(PHONAK):高度難聴から子ども用まで網羅する抜群の対応力
1947年にスイスで創立されたフォナックは、世界でトップクラスのシェアを誇る業界最大手のグローバルブランドです。
軽度難聴から重度難聴まで対応する豊富なラインナップを取り揃えており、常に業界のテクノロジーを牽引するトレンドリーダーとして世界中の専門店やユーザーから絶大な支持を得ています。
評判・音質の特徴
世界中から選ばれ続けるフォナックの音作りは、言葉の芯をクッキリとハッキリ届けるという実用性の高さが多くのユーザーから絶賛されています。
音のパワーが非常に強く言葉の子音や高音域まで明瞭に立ち上げるため、音が大きく聞こえるだけでなく何を話しているのかがわかりやすいという評判が定着しています。
軽度・中等度難聴の人はもちろん、高いパワーを必要とする高度・重度難聴の人、さらには言葉の獲得が重要な子どもたちの教育現場(聾学校など)からもその確かな聞き取り性能で絶大な信頼を得ています。
独自の強み
フォナックの最大の強みは、周囲の環境を補聴器が自動で判断し1秒間に数百回ものスピードで音質を完全に自動調整・ブレンドしてくれる「オートセンスOS」機能です。
騒がしい街頭や静かな部屋、車の中、音楽を聴いているときなど、ユーザーが手元でいちいち音量をいじる必要がなく、ただ耳につけているだけでどこに行っても最適な聞こえ方に合わせてくれるという手軽さを実現しています。
さらに離れた場所の先生や話し手の声を直接耳に届けるワイヤレスマイクシステム(ロジャー)などの周辺機器の充実度も業界随一です。
こんな人におすすめ
フォナックの補聴器は、聞き取りやすさと自動調整の賢さを両立したい人に最適です。
とくに以下のような生活スタイルや悩みをもつ人は、フォナックを試聴候補に入れてみてください。
- 聴力低下が進んでおり、とにかく言葉の芯をクッキリハッキリと聞き取りたい人
- 会議や外出、騒がしい場所など目まぐるしく変わる環境でも設定変更の手間なくラクに使いたい人
- 離れた場所の声を直接耳に届けるロジャーなど、周辺機器を充実させて聞こえの幅を広げたい高度・重度難聴の人
オーティコン(Oticon):脳で聴く「ブレインヒアリング」を追求した疲れにくい優しさ
1904年にデンマークで創立され、120年以上の長い歴史を誇る老舗トップブランドがオーティコンです。
耳鼻咽喉科などで使われる精密な聴覚検査機器の世界的なトップメーカーでもあるデマントグループの主力であり、医学的・科学的なアプローチによる人に優しい音作りで世界中の専門医やユーザーから深く信頼されています。
評判・音質の特徴
オーティコンの補聴器は、従来の正面の音だけを大きくして周りの雑音をバッサリ消すという機械的な仕組みとは全く異なります。
耳ではなく言葉を理解する「脳」の仕組みそのものを研究して作られた独自の音響哲学により、周囲360度のすべての音を自然に耳へ届けます。
これにより、空間全体の広がりや雰囲気がそのまま伝わり、つけていて違和感がなく会話が自然に耳に入ってくると非常に高い評判を得ています。
独自の強み
オーティコンの最大の強みは、脳の聴く力をサポートする「ブレインヒアリング」思想とそれを支える先進のAI雑音抑制機能(ディープニューラルネットワーク)です。
世界中から集めた1,200万もの本物の音の情景をあらかじめ学習させた高度なAIが、周囲の言葉と不快な騒音を瞬時に仕分け、騒音だけをきれいに抑え込みます。
無理に音を大きくして言葉を立たせる必要がないため、脳の聴く疲れ(リハビリ効果)を最小限に抑え長時間の装着でも快適に過ごせる技術で業界をリードしています。
こんな人におすすめ
オーティコンの補聴器は、周囲の雰囲気を感じながらリラックスして会話を楽しみたい人に最適です。
とくに以下のような生活スタイルや悩みをもつ人は、オーティコンを試聴候補に入れてみてください。
- 会議や食事会、ガヤガヤしたリビングなど複数の人が集まる賑やかな場所での会話で一番困っている人
- 従来の補聴器にありがちな正面の人の声だけが強調される不自然な聞こえ方が苦手な人
- 補聴器を毎日長い時間つけていると、夕方ごろに頭や耳がドッと疲れてしまうと感じている人
シグニア(Signia):自分の声も自然に!デザイン性と先進ヘルスケアの融合
140年以上の長い歴史と確かな実績を誇るドイツの「シーメンス」をルーツにもつ、世界的なトップブランドがシグニアです。
現在は「WSオーディオロジー」グループの主力として最先端のデジタル技術を次々と生み出しており、初めて補聴器を手にする人からアクティブなシニア世代まで幅広い層から圧倒的な評判と人気を集めています。
評判・音質の特徴
シグニアの音作りは、騒がしい環境であっても相手の言葉がクリアに浮き上がって聴こえるという圧倒的な明瞭さが最大の特徴です。
ノイズを強力に抑え込みながら言葉の聞き取りやすさを実現しているため、賑やかなレストランや交通量の多い街頭でもストレスのない快適な聴こえを提供してくれます。
また、音質のクリアさだけでなく補聴器の見た目を感じさせないスタイリッシュで美しいデザイン性でも非常に高い評価を得ています。
独自の強み
シグニアの最大の強みは、2つの独立した音声処理チップ(プロセッサー)を搭載した画期的な「ダブルプロセッサー」技術と世界唯一の自声処理機能「OVP」です。
初めて補聴器をつける人が一番戸惑いやすい、自分の話し声が頭の中でモゴモゴとこもって響くという違和感を補聴器が自分の声を瞬時に見分けて自動抑制することできれいに解決してくれます。
さらに相手の言葉と周囲の環境音を全く別のチップで最適に処理してから耳の中でブレンドするため、背景のざわざわしたノイズに会話が埋もれることがありません。
こんな人におすすめ
シグニアの補聴器は、初めての違和感を最小限に抑えどんな場所でも会話をハッキリ楽しみたい人に最適です。
とくに以下のような生活スタイルや悩みをもつ人は、シグニアを試聴候補に入れてみてください。
- 初めての補聴器を検討していて自分の声が響いたりこもったりする違和感がどうしても心配な人
- 居酒屋やガヤガヤした街頭、車内など、騒がしい環境でも相手の言葉をクリアに聞き取りたい人
- スマホアプリを使った遠隔でのプロによる音調整やAIアシスタントへのチャット相談など、購入後の手厚いデジタルサポートを活用したい人
ワイデックス(WIDEX):音質最優先!楽器や自然の音を愛するピュアサウンド
1956年にデンマークで創立され、音のクオリティに対して世界一職人気質なこだわりをもつといわれる名門ブランドがワイデックスです。
現在はシグニアと同じ「WSオーディオロジー」グループに属していますが、その音作りの哲学は全く異なります。
Most Natural Sound(モスト・ナチュラル・サウンド)を掲げ、補聴器業界のデジタル化を常に最先端で牽引してきた実力派ブランドです。
評判・音質の特徴
ワイデックスの補聴器は、デジタル補聴器特有の機械的な硬い音がしない極めて自然な音質として世界中のユーザーから絶賛されています。
マイクから入った音が耳に届くまでの遅延を極限までゼロに近づける超低遅延処理(ゼロディレイ・テクノロジー)により、不自然な響きを徹底的にシャットアウトします。
会話はもちろんのこと、小さなささやき声から楽器が奏でる繊細なメロディ、風の音や鳥のさえずりといった自然の環境音まで音の強弱や豊かなニュアンスを壊さずに耳へと届けてくれます。
独自の強み
ワイデックスの最大の強みは、原音の美しさをそのまま残す音響処理技術と他社にはない優れた耳鳴り軽減機能(Zen機能)です。
補聴器特有のキンキンした金属音を無くすノイズキャンセリング機能やクリアな音質を誇るほか、リラクゼーション効果のある特殊なフラクタルサウンドを奏でる機能を搭載しています。
不快な耳鳴りを優しく包み込んで目立たなくさせる耳鳴り緩和器としての側面もあり、長年多くの専門医やユーザーから高く評価され続けています。
こんな人におすすめ
ワイデックスの補聴器は、機械っぽさを忘れて人生のすべての音をピュアに楽しみたい人に最適です。
とくに以下のような生活スタイルや悩みをもつ人は、ワイデックスを試聴候補に入れてみてください。
- 従来のデジタル補聴器のキンキンした金属音や機械的な響きがどうしても苦手な人
- ピアノやギターなどの楽器演奏、コンサートでの音楽鑑賞、映画や演劇といった音の美しさを楽しむ趣味を大切にしたい人
- 静かな自宅でリラックスして過ごしたい人や、しつこい耳鳴りのストレスを少しでも和らげたいと考えている人
リサウンド(ReSound):スマホ連携の先駆者!通信技術が光るオーガニックサウンド
1943年にデンマークで創立されたリサウンドは、世界的な通信・音響機器の超老舗である「GNグループ」を母体にもつ先進のスマートブランドです。
補聴器部門である「GNヒアリング」では、ビジネス用の高性能ヘッドセット(Jabraなど)を展開する音響・通信部門とも深く連携しています。
GNグループ全体で培った世界最高峰のワイヤレス通信技術を補聴器に惜しみなく投入しており、常に時代の一歩先を行く革新的な開発力で高い評判を集めています。
評判・音質の特徴
リサウンドの音作りは、人間が本来もっている自然な耳の聞こえ方を再現する「オーガニックヒアリング」という独自の哲学に基づいています。
デジタル補聴器にありがちな不快なピーピー音(ハウリング)を徹底的に抑え込む強力な抑制機能を搭載しており、耳栓特有の嫌なこもり感を大幅に軽減してくれます。
さらに音がどの方向から聞こえてくるかという空間の広がりや方向感を掴むのが得意で、周囲の気配がナチュラルに伝わる安心の音質として高く評価されています。
独自の強み
リサウンドの最大の強みは、業界で初めてスマートフォン(iPhone)との直接連携を成功させたスマート補聴器としての圧倒的なワイヤレス技術です。
スマホの通話音声や音楽、YouTubeなどの動画音声を、まるでワイヤレスイヤホンのように補聴器へ直接ストリーミングして高音質で楽しむことができます。
また耳かけ型補聴器の常識を覆し、耳穴の入り口(レシーバー部分)に3つ目のマイクを配置した独自の「M&RIE(マリー)」構造を開発しました。
個々で異なる耳穴の形(耳介)を活かした、最も自然で風切音にも強い集音を実現しています。
こんな人におすすめ
リサウンドの補聴器は、スマホをフル活用して毎日をアクティブに楽しみたい人に最適です。
とくに以下のような生活スタイルや悩みをもつ人は、リサウンドを試聴候補に入れてみてください。
- スマホでの通話や音楽・動画鑑賞、テレビの音声を補聴器に繋げてワイヤレスでクリアに楽しみたい人
- 従来の補聴器で音がどこから聞こえてくるのかわからなくて怖いと感じた経験がある人
- 補聴器をつけた時の耳栓が詰まったようなこもり感や不快なピーピー音を徹底的に無くしたい人
スターキー(Starkey):オーダーメイド耳あなのパイオニア!AI健康管理も可能
1967年にアメリカで創立されたスターキーは、世界6大ブランドの中で唯一のアメリカ資本をもつ補聴器専業メーカーです。
一人ひとりの耳の形に合わせて手作業で成形する耳あな型(オーダーメイド)補聴器における圧倒的な歴史と職人技の技術力を誇り、本国アメリカでは歴代の大統領も愛用してきたことで世界的な評判と信頼を勝ち得ています。
評判・音質の特徴
スターキーの音作りは、アメリカ生まれのブランドらしくパワフルでダイナミック、そして言葉の輪郭がハッキリと立ち上がるのが大きな特徴です。
とくに耳あな型補聴器においてはマイクが耳穴の本来の位置に収まるため、音が届く方向や距離感を自然に掴みやすいというメリットがあります。
こもりがちな低音をすっきりとさせて音声のキレを良くする調整が得意なため、騒がしい場所でも相手の言葉が前に押し出されてくるように聞こえると高い評価を得ています。
独自の強み
スターキーの最大の強みは、耳穴の奥にすっぽりと収まり外からは全く見えない極小サイズ(IIC)や、業界初となる充電式の耳あな型補聴器を開発したオーダーメイドの圧倒的な加工技術です。
さらに、補聴器の枠を超えて本体にAI(人工知能)や3軸センサーをいち早く組み込むデジタル技術の早さも目を見張るものがあります。
万が一の転倒時に家族へ緊急通知を送る転倒検知機能や歩数計など、毎日の安全を支える次世代のスマートウェアラブル端末としての先進性をもっています。
こんな人におすすめ
スターキーの補聴器は、目立たないオーダーメイドで快適かつアクティブに過ごしたい人に最適です。
とくに以下のような生活スタイルや悩みをもつ人は、スターキーを試聴候補に入れてみてください。
- マスクやメガネの邪魔にならず、外からはつけていることが完全にわからない極小の耳あな型を作りたい人
- 自分の耳穴にミリ単位でピッタリとフィットする、ズレない・落ちないオーダーメイドの快適さを求める人
- 万が一の時の転倒検知など、最新のAI機能をフルに活用して日々の健康管理も一緒にスマートに行いたい人
失敗しない自分に合う補聴器を選ぶ3つのポイント
ここまで紹介した世界6大ブランドの製品は、どれも世界最高峰の技術が詰まった間違いない選択肢ばかりです。
しかしどれほど評判が良いメーカーであっても、あなたの耳や生活スタイルとの相性が悪ければその実力を100%発揮することはできません。
多数ある選択肢の中から、あなたにとって納得のいく1台を失敗せずに絞り込むための3つの実践的なポイントを解説します。
(1)6ブランドの音の味付けを「2つの傾向」で聴き比べる
補聴器の音の仕上がり(調整の哲学)は、ブランドによって個性が分かれます。
まずは自分の好みがどちらに近いかを、専門店での試聴時に意識してみてください。
「言葉の輪郭クッキリ」を最優先したい派
| 対象ブランド | フォナック、シグニア、スターキー |
| 特徴 | 言葉の芯がハッキリと立ち上がり、ざわざわした場所でも会話を前に押し出してくれるパワフルな聞こえ方が得意 |
「周囲の環境音も含めた自然さ」を最優先したい派
| 対象ブランド | オーティコン、リサウンド、ワイデックス |
| 特徴 | デジタル特有の硬さがなく360度の空間の広がりや趣味の音楽、自然の音を優しく滑らかに届けてくれるのが得意 |
まずはこの2つの陣営からそれぞれ1社ずつ選んで聴き比べてみると、自分の耳が「心地よい」「言葉がわかりやすい」と感じる方向性が明確になります。
(2)カタログ上の性能だけでなく「毎日の扱いやすさ」を重視する
最先端のAI機能やスマホ連携といったスペックの高さに目を奪われがちですが、本当に大切なのは毎日の生活の中でストレスなく扱えるかという視点です。
例えば、指先の細かな動かしやすさ(器用さ)によって最適な形状は変わります。
- 小さな電池交換が負担に感じるなら置くだけで完結する「非接触の充電式」を選ぶ
- マスクやメガネの着脱が多く、耳かけ型だと引っかかって落としそうなら耳穴にすっぽり収まるオーダーメイドの耳あな型を選ぶ
どんなに素晴らしい機能がついていても、つけるのが面倒になって引き出しに眠ってしまっては意味がありません。
これなら毎日、身体の一部として楽につけていられると思える形状・タイプを優先しましょう。
(3)6ブランドを「複数メーカー比較できる店舗」で相談する
補聴器選びの成否を分ける最大の鍵は、実はメーカー選びよりもお店選びにあります。
特定の1社しか扱っていない店舗や特定のブランドだけを強く勧めてくるお店では、本当にあなたに合う補聴器に出会えないリスクが高まります。
世界6大ブランドの中からあなたの聴力や予算、要望に合わせてフラットに複数のメーカーを提案し実際にその場で音を切り替えて聴き比べさせてくれる専門店を選ぶことが何よりも重要です。
認定補聴器技能者など信頼できるお店のプロであれば、あなたが納得できるまで異なるブランドでの長期間の試聴・レンタルにも快く付き合ってくれます。
まとめ:世界のトップブランドからあなたが納得のいく補聴器を
この記事では補聴器市場の約9割を占める世界6大ブランド(メーカー)にスポットを当て、それぞれの評判や音質の特徴、独自の強みを比較しました。
スイスやデンマーク、アメリカといった国々で長年培われてきた最先端テクノロジーは、どれを選んでも間違いのない世界最高峰の品質と安心感をもたらしてくれます。
だからこそ最後の決め手になるのはカタログ上の数字ではなく、あなたの耳で聞いた時の心地よさと日々の生活への馴染みやすさです。
まずは補聴器専門店のプロに相談し、気になったブランドの製品を実際の生活環境でじっくり試聴・レンタルさせてもらいましょう。
世界トップクラスの技術が、あなたの毎日の聞こえと暮らしをきっと明るくサポートしてくれるはずです。
以下の記事では、日本補聴器工業会に加盟する信頼の全11ブランドの選び方を解説しています。
海外製だけでなく日本の住環境や日本語の特性にこだわって作られた国内メーカーの強みも知りたいという人は、ぜひ併せて参考にしてみてください。

コメント